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2007年入社/製造部 仕上係
S.OTOMO

あくまでも「バリなきこと」は絶対的なルール

バリ取りは、モノづくりにおいて大切な「仕上げ」に関わるとても重要なパートです。切削加工ではエッジが存在する限り、バリの発生は避けることができず、特に精密部品においては、組み上げた際にトラブルになることも多々あります。あくまでも「バリなきこと」は絶対的なルールなんです。軟質材、硬質材、材質特性を理解することは大前提。実際に触れて、μm(マイクロメートル)の段差を見つけてくださいという世界。それは顕微鏡でもわからないほど。非常に感性が求められる仕事です。

2015年入社/製造部 仕上係
T.FUJIMA

表面処理技術はとても繊細です

私は入社してから仕上げ係一筋です。大友さんの采配で、最近ではある程度難易度の高い仕事も任せられるようになってきました。半導体関連の部品に携わることが多いのですが、仕上げが製品へ大きな影響を与えるため、表面処理技術はとても繊細です。試作品の場合は特にデリケートな作業です。ほぼ1点モノなので。自分たちのところに来る前にいろんな前工程が経てきますから重圧は高いです。最終工程で失敗したら…、前工程に迷惑がかかるので。初めての材質であれば、その材料の端材を用いて練習することもあります。

人間の目と手でしか対応できない

仕上げ係は、基本的には機械加工で取りきれなかったバリを取る仕事。なので人間の目と手でしか対応できません。機械と同じように予定通りに進むこともありません。製品の精度や安全性を左右する決定的に重要な最終工程なんです。若手時代に当時の工場長に「一個一個をやりきる」ことを教わりました。なかなか誉めてくれない先輩でしたが、ある段階でひとつレベルの上がった仕事を任されまして、完成した時には「よくやった」と言われて。その言葉が今もしっかり私の中に残っていて、つらい時にはあの言葉が背中を押してくれるんです。

焦らず成長していきたい

まだまだ勉強中ですが、いろいろな業界のニーズを体験することで、求められる精度への想像力がつくのかなと思います。今後の目標ですが、私の場合は「大友さんを目指す!」です。例えば同じ仕上げを大友さんと「いっせーのーせっ」でやったとした場合、仕上がり状態が一緒でも同じスピードではできません。実際には手触りからしても違いがあると思いますけど…。徐々に近づいてるはずなんですけどね(笑)。根気が伴う作業なので焦らず成長していきたいです。

専門職としての質を高めていく

最初にもお話しましたが、私が入社当時に先輩に教えてもらったのは「仕上げに必要なのは感性」だということ。今でもその「感性」が自分にあるかどうか、自問自答しながら作業しています。もちろん努力もしています。まだまだいろんな新しいことにチャレンジしたいですね。興味が先行するタイプです。妥協することなく追求していくことが「専門職としての質を高めていく」ということ。解答のない仕事ですが、図面からお客さんのニーズを探求していく事にいつまでも惹きつけられますね。